技術研究所へJICA視察団が来訪されました
7月20日に技術研究所において、JICA(国際協力機構)視察団として、中南米各国(メキシコ・ホンジュラス・ニカラグア)からの9名を受け入れ、最新舗装技術の講義を行いました。
今回の視察テーマ「中米地域の質の高いインフラ導入にかかる情報収集・確認調査(道路・橋梁維持管理分野)」にそって、排水性舗装の構造や遮熱性舗装を含めた最新技術を紹介いたしました。
実際に透水性舗装の供試体に水をそそぎ下面に透水していく様子に視察団からは大きな関心が寄せられました。
また、高機能舗装の施工のコストや、改質アスファルトの自国への展開の問題点等に関しても活発な質疑応答が行われました。
視察終了後、メンバーからは
「自国で使用している試験器具などもあり親しみやすかったが、日本の舗装は一般的な舗装技術に改善を重ねて機能を高めているところに違いを感じた。」(ホンジュラス代表)
「排水性の舗装を取り入れて20年経つと聞いた。若い世代にもいかに伝えていくかが大事だ。本日は、勉強になった。」(ニカラグア代表)
「興味深い視察が出来たことを感謝します。今後はいかに技術協力を得て自国メキシコの舗装にマッチング出来るか模索していきたい。」(メキシコ代表)
といった感想をいただきました。