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2019.8.8 お知らせ

土木学会「第1回 i-constructionの推進に関するシンポジウム」で発表を行いました

                          

 東京大学では、社会連携講座(公益性の高い共通課題について、大学と共同研究しようとする民間機関等から受け入れる経費等を活用して、学部および研究科の教育研究を行う大学院組織等に置かれる講座)において、「i-constructionシステム学寄付講座」が設置され、2018年10月より当社がパートナー第1号として共同研究に取り組んでいます。

 2019年7月30日(火)、公益社団法人 土木学会が主催する「第1回 i-constructionの推進に関するシンポジウム」が開催され、本店技術部 佐藤正憲担当部長がその共同研究の内容について発表を行いました。

                    

 建設業における労働災害は,年々減少しているものの直近10年の死亡者数は横ばいの状態となっています。 原因の一つとして繰り返し型災害の発生があり、これらの災害の中には作業着手前に過去の事故事例を基にした対策を行うことで発生を回避できた事例もあると考えられます。  

 そこで本研究では、設計図書に時間軸(工程表)を追加した「4Dモデル」の中に、作業に応じた安全衛生規則や過去の事故事例およびヒヤリハット事例を取り込むことで、仮想空間上の施工シミュレーションにおいて、関係者が視覚的にリスク対策を検討・共有することを可能とする手法の開発に取り組んでいます。

 今回は一つの作業内容を事例として検討を行いましたが、今後は事例数を増やしながらより具体的な実用に向けての開発・研究に取り組む予定となっています。

          

 本研究の成果は、「i-constructionシステム学寄付講座」のもと実施されるものであり、成果はオープンソースとして公開される予定です。

 当社では建設業全体で活用できるシステム開発に関与することで、企業価値の向上と職員のIT知識およびマネジメント能力の向上に努めてまいります。

           

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