「スティフクリート」は、老朽化が進んでいる橋梁既設床版の耐荷重性や疲労耐久性の向上を目的に開発された、超高性能繊維補強セメント系複合材料(UHPFRC※)です。超速硬型の材料と機械施工の組み合わせにより早期の交通開放が可能です。一車線規制内での施工により、道路利用者への影響を最小限にすることができます。
※Ultra-High Performance Fiber Reinforced cement-based Composites
1.超速硬(3時間で圧縮強度24N/mm2以上)ながら、可使時間が約40分あり、機械による連続敷きならしも可能です。
2.ひび割れ抵抗性が大きく、ひび割れが発生しても幅が大きくなりにくい特性があり、耐力低下や土砂化などの劣化が生じにくい材料です。
3.圧縮強度が大きく透水係数が小さい緻密な材料で、劣化因子の浸透を抑制します。
4.流動性が高く、骨材径が小さいため、30mm程度の薄層で施工できます。
5.専用フィニッシャにより連続敷きならしが可能です。幅員2~4m、厚さ30mm程度の場合、約0.5m/分の速度で道路勾配に合わせて施工できます。
※スティフクリートは、株式会社大林組の登録商標です。