透水性レジンモルタルシステム工法(PRMS工法)は高耐久性、速硬化性にすぐれた高性能樹脂バインダと特殊粒径の細骨材との組み合わせにより得られる透水性レジンモルタル混合物を排水性舗装の表面骨材の間隙に充填する工法です。
透水性舗装の路面を強化し機能の維持・延命をはかるとともに、補修をも可能とする工法で、排水性舗装という貴重なインフラの寿命を延長することができ、さらに高度なレベルの低騒音化の達成が期待されます。
1.浸透水性を維持したまま路面を強化できます。
2.路面のキメが細かくなるため、タイヤ/路面騒音の低減効果が期待できます。
3.充填したモルタルによりタイヤ接地面積が増え、すべり抵抗性が向上します。
4.適度な空隙を確保することで、土砂等による空隙詰まりの発生が抑制されます。
5.カラー骨材を使用することにより、カラー化が可能です。
6.接着力が強いため、既設路面、新設路面のどちらにも適用可能です。
●路面骨材の飛散が懸念される場所
●排水性能および低騒音性能の維持が必要な道路
●大型車両の通過台数が多い道路
●積雪時にタイヤチェーンで損傷を受けやすい道路
PRMS多機能工法は、特殊コーティングを施したゴムチップを骨材に使用し、ウレタン樹脂をバインダとして使用する弾性・透水性レジンモルタル工法です。
ゴムチップを用いることで、低騒音舗装の騒音低減機能が向上するとともに、凍結抑制効果が付加されます。
ゴムチップは、廃タイヤをリユースした材料を用いています。
1.凍結抑制効果が期待できます。
2.騒音低減効果の向上が期待できます。
3.廃タイヤチップを使用することで、環境の保全にも配慮しています。
4.排水性舗装の空隙詰まり防止など、同舗装の性能の持続性が向上します。
●一般の道路や高速自動車道の排水性舗装あるいは低騒音舗装で冬季に路面の凍結が懸念される箇所
●同、騒音対策が必要とされる箇所