グースアスファルト舗装は、グースアスファルト混合物を用いた水密性が高く、たわみ追従性に優れた舗装で、主に鋼床版舗装などの橋面舗装に適用されます。
グースアスファルト混合物は高温時に高い流動性を有し、一般のアスファルト舗装のような転圧を要しない「流し込み」により舗設します。
このため、鋼床版上のリベットやスプライスプレート等による凹凸部分にも均一な品質が得やすい舗装といえます。
グースアスファルト混合物は、配合面において、硬質アスファルトを使用していること、一般の加熱アスファルト混合物と比較してフィラーとアスファルトの量が多いところに特徴があります。
また、その製造にはクッカー車による40分以上の混練が必要となります。
重交通路線へ適用する場合には、特殊添加剤を混合して耐流動性を高めた改質 グースアスファルト混合物(当社eグース)の使用を推奨しています。
1.混合物を高温の流動状態で流し込むので、狭小部や段差、凹凸にも充填できます。
2.鋼床版との接着性が高く、たわみ追従性に優れておりクラックの発生が防げます。
3.空隙がほとんどないため水密性が高く、防水層としての効果があります。
4.「流し込み」による施工であり、ローラによる締固めの必要がありません。
●鋼床版上の橋面舗装
●埋設管などの充填箇所