高強度PRC版工法は、高強度PRC版を路盤またはアスファルト舗装の基盤上にセットし、基盤とRC版の間隙にグラウト材を注入して仕上げるコンクリート舗装です。
高強度PRC版とは高強度P(プレキャスト)RC(鉄筋コンクリート)舗装版の略称で長寿命・高耐久・高品質のプレキャスト製(工場生産したコンクリート部材)舗装版です。
高強度PRC版工法は空港やコンテナヤードのように交通荷重が特に大きい場合や軟弱地盤上に適し、工期短縮やライフサイクルコストの低減にも大きく貢献します。
1.強度及び剛性を高めるために、高強度コンクリート(設計基準強度60 N/mm2)と、上下の鉄筋を部分的に連結させたラチストラス鉄筋を採用し、薄肉化と軽量化を実現しました。
2.コッター式継手により、目地部にプレストレス導入が可能となり、目地部の耐久性を高めます。
3.コッター式継手の固定ボルトをはずすことで部分的な版の取り替えが容易にできます。
4.多機能治具は、吊り金具の取り付け、裏込めグラウトの注入孔、将来の沈下に際してリフトアップジャッキ装着の機能を備えています。