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2021.12.15 プレスリリース

双葉町をアートで再生!双葉中央アスコンで壁画制作が実施されました

 2021年10月28日(木)~10月30日(土)、双葉住コン株式会社(本社:福島県双葉郡双葉町、 代表:木下弘行)と大林道路株式会社(本社:東京都千代田区、社長:黒川修治)が共同で運営する 双葉中央アスコンにおいて、同アスコンが位置する福島県双葉町の復興推進を目的とした壁画制作プ ロジェクト「FUTABA Art District」が実施されました。

「FUTABA Art District」 vol.07  「常~NOrMAl」

 本壁画制作プロジェクトは株式会社OVER ALLs(本社:東京都世田谷区、代表:赤澤岳人)と同町出身の髙崎丈氏ら町民有志で結成された「FUTABA Art District(フタバ・アート・ディストリクト)」実行委員会」によって、2020年8月から開始されました。双葉町に再び地元の人々が帰ってきた際に「WOW!」と感じてもらい、そこから更なる復興にむけた「HOW」を生み出してもらうことを目指して続けられています。同アスコンでは、2021年3月に同プロジェクトの第5弾となる壁画「HERE WE ARE~ヨイショ!~」の制作が実施されており、今回の壁画制作は同プロジェクトにおける第7弾という位置付けとなります。

 福島県双葉町は、2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴って全町避難指示区域に指定されておりましたが、2020年3月4日に一部区域の避難指示解除と立ち入り規制緩和が行われました。2022年度内に予定されている町内特定復興再生拠点区域(復興拠点)避難指示解除に伴う住民の居住開始を見据え、歩行者通路や小型モビリティを取り入れた高齢者にもやさしい「小規模でも豊かに暮らせる、新しいコンパクトなまち」を目指した街づくりを目指し、除染や住宅整備が進められています。

 双葉中央アスコンでは、今後も双葉町関係者の皆様ならびに地域住民の方々と力を合わせ、同拠点と周辺地域のインフラ整備に尽力し、復興に貢献してまいります。

 2021年12月23日付 建設通信新聞 14面 復興推進へ「相馬野馬追」壁画制作 双葉中央アスコン

                                

 ■株式会社OVERALLs様 コメント

 今回の壁画のテーマは相馬地方の神事として行われてきた「野馬追」です。 数百騎の騎馬武者が馬に乗って駆け巡る勇猛果敢なお祭り。最初にこのお祭りの話を聞き、動画を拝見した時の感想は「すごい!なんて非日常な光景!」でした。 ただ今回、野馬追に関わる人々を取材して抱いた感想は全く逆で、野馬追は「日常」だったんだ、といったものでした。 相馬の人々にとって甲冑を着ることはスーツを着て仕事に向かうのと同様に特別なことではない。 街に息づくように野馬追を含んだ日常があるに過ぎない。 震災が起きようが、津波に襲われようが、野馬追を続けること。 すなわちこれは日常を続けるということ。それこそが復興に繋がるのだ、というメッセージを勝手に感じ、胸が熱くなりました。 そこで描いたのは単純に甲冑を着た人々や馬を描くのではなく、部活を頑張る若者がスパイクの紐をキュッと結んだり、水産業で働く方々がゴムエプロンをギュッと締めたり、出社前にネクタイをキュッと締めてもらったり、復興に向けての工事現場でヘルメットを被る方々。 そういった姿と鎧兜を纏う姿が重なる、そんな壁画にしました。 タイトルは「常~NOrMAl~」と名付けています。 震災から10年。 脈々と受け継がれていく野馬追を続け「常」であろうとすることの強さ。 その強さがこの街の皆さんの未来へと繋がっていく、その一助になれたら。 そんな思いを込めて描いた壁画です。是非、現地でご覧いただけましたら幸いです。