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2020.10.30 プレスリリース

双葉中央アスコン 破砕中間処理施設が完成しました

 2020年10月19日、福島県双葉町の中野地区復興産業拠点内において、「双葉中央アスコン」破砕中間処理施設の竣工式を執り行いました。 「双葉中央アスコン」は、双葉町に本社を構える双葉住コン株式会社と当社が共同企業体を設立・運営する道路舗装材料の製造施設および中間処理施設です。

  「双葉中央アスコン」のアスファルト合材製造施設は、2019年12月21日に同拠点での操業開始第一号として火入れ式を執り行っており、それに引き続いて破砕中間処理施設を整備し、復興工事で発生したがれき類を破砕して再生材料とする事業を開始することとなりました。 この破砕中間処理施設では、最新鋭の装置を採用しており、製品中の異物除去に対しては、従来標準的に装備されている除鉄機の他に空気吸引除去装置を導入することで、製品の品質向上、作業の大幅な削減と安全性の向上が可能となりました。  

 同アスコンが位置する中野地区復興産業拠点は、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故に伴って双葉町内に設定された避難指示区域の内、避難指示解除準備区域である中野地区において復興の先駆けとなる「働く拠点」として整備されており、2020年3月上旬の供用開始された常磐自動車道の常磐双葉インターチェンジと、福島県が整備する復興シンボル軸(県道)とで常磐自動車道とのアクセスが図られています。

 また、同拠点では2020年9月20日に福島県が東日本大震災と原発事故の記憶や教訓を後世に継承する「東日本大震災・原子力災害伝承館」、10月1日には同拠点の就業者や「東日本大震災原子力災害伝承館」」等の来訪者に対するサービスならびに一時帰宅する町民に向けたサポートを目的とする「双葉町産業交流センター」が相次いでオープンし、今後は区域全体の避難指示解除に伴う居住開始を目指した街づくりが本格化していく予定となっております。

  今回の破砕中間処理施設の竣工により、2018年9月25日に双葉町との企業立地協定締結を契機とした「双葉中央アスコン」の建設工事が全て完了し、本格的に稼働することとなります。今後も双葉町をはじめとする関係者の皆様と力を合わせ、同拠点と周辺地域のインフラ整備に尽力し、復興に貢献してまいります。

2020年10月23日付 日刊建設産業新聞 2面 破砕中間処理施設が完成 復興工事の廃材など受入れ 双葉中央アスコン

2020年10月23日付 日刊建設工業新聞 WEB版3面 双葉住コン・大林道路JV/福島県双葉町に破砕中間処理施設完成/震災復興の一助に

2020年11月5日付 建設通信新聞 3面 最新鋭の装置採用 双葉中央アスコン 破砕中間処理施設