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2019.12.27 プレスリリース

双葉中央アスコンで火入れ式を執り行いました

 2019年12月21日、福島県双葉町の中野地区復興産業拠点内において、「双葉中央アスコン」の火入れ式を執り行いました。

  「双葉中央アスコン」は、双葉町に本社を構える双葉住コン株式会社と当社が共同企業体を設立・運営する道路舗装材料の製造施設および中間処理施設です。

同アスコンが位置する中野地区復興産業拠点は、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故に伴って双葉町内に設定された避難指示区域の内、避難指示解除準備区域である中野地区において復興の先駆けとなる「働く拠点」として整備されており、2020年3月上旬の供用開始が予定されている常磐自動車道の常磐双葉インターチェンジと、福島県が整備する復興シンボル軸(県道)とで常磐自動車道とのアクセスが図られています。

 また、2020年3月の常磐線全線復旧に併せたJR双葉駅の整備に加え、福島県が整備する震災や原発事故の記録や教訓を後世に伝える「アーカイブ拠点施設」や「復興祈念公園」、および双葉町が整備する「産業交流センター」等の整備が進められており、これから中野地区復興産業拠点を含む特定復興再生拠点区域全体の避難指示解除に伴う居住開始を目指した街づくりが本格化していく予定となっています。

  「双葉中央アスコン」の操業にあたり、双葉住コン株式会社および当社は、2018年9月25日に双葉町との企業立地協定を締結し、2019年3月25日に安全祈願祭ならびに起工式を執り行いました。 同拠点へは双葉町による企業の誘致が積極的に進められており、これまでに16の企業が進出を決めていますが、操業を開始するのは当アスコンが第一号です。

  火入れ式には、伊澤史朗 双葉町長、吉野正芳 衆議院議員、増子輝彦 参議院議員をはじめ、関係諸官庁、関連団体、地元関係者や施工業者を含む来賓と、主催者として双葉中央アスコン共同企業体の構成会社である双葉住コン株式会社の川中茂 取締役、添田彰 双葉中央アスコン所長、当社代表取締役社長 福本勝司をはじめ、関係者約100名が参列しました。

  伊澤 双葉町長からは 「共同企業体を構成する双葉住コン株式会社様、および大林道路株式会社様におかれては、町がこの中野地区に街の復興の先駆けとなる中野地区復興産業拠点の整備を進めるにあたり、いち早く進出の意向を示していただきました。操業が開始されることは大変喜ばしいことであり、町としても復興に向けた大きな一歩になるものと考えています。令和4年春の居住開始を目指す特定復興再生拠点区域全域の避難指示解除に向けて着実に復興を進めるとともに、町全域の避難指示を解除する信念を持って多くの関係者の皆様とともに必ず双葉町の復興を成し遂げていきます。」との挨拶をいただきました。

  主催者として、双葉住コンの川中 取締役は「平成23年3月11日の東日本大震災と福島第一原発事故により会社の存続も危ぶまれる状況であったが、双葉町をはじめとして、国等関係官庁、地域の皆様および共同企業体の構成メンバーである大林道路株式会社から並々ならぬ支援をいただき、ここに本日火入れ式を挙行することができました。当アスコンの営業テリトリーである双葉郡地域には今なお帰還困難区域が残っておりますが、当企業体および社員一同が『復興・復旧・地域に根差した企業』を目指して今後とも努力してまいります。」と述べられました。

  また、当社社長 福本も「来年春の一部地域における避難指示解除と特定復興再生拠点区域内への立入制限規制緩和、および令和四年春の特定復興再生拠点区域全域の避難指示解除に向けて、町民の皆様に安心して帰還いただくためにも、帰還環境整備事業と魅力的な街づくりに寄与すべく全力で取り組んでまいります。」と挨拶しました。

  なお、双葉中央アスコンのアスファルト合材製造施設と併設する中間処理施設は、令和2年春の完成を目指して建設が進められています。

2019年12月24日付 建設通信新聞 3面 大林道路・双葉住コン 双葉中央アスコン操業開始 復興のけん引期待

2019年12月27日付 日刊建設産業新聞2面 福島の復興へ大きく貢献 「双葉中央アスコン」操業開始 大林道路、双葉住コン

2019年12月27日付 日刊建設工業新聞 WEB版3面 大林道路・双葉住コンJV/福島県双葉町で合材プラントが操業/復興産業拠点区域で初

左より 大林道路 代表取締役社長 福本勝司、川中 茂 双葉住コン 取締役、伊澤史朗 双葉町長