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2025.12.16お知らせ

四国支店 阿讃アスコンで火入れ式を執り行いました

四国支店 阿讃アスコンは、2025年6月から実施していた施設のリニューアルを完了し、2025年12月11日(木)に火入れ式を執り行いました。

 同アスコンは1990年の操業開始から35年を経て実施したリニューアルに際し、環境配慮型のアスファルトプラントを目指し、アスファルト混合物の製造過程において骨材を加熱する際に使用する燃焼バーナの燃料に、従来使用していたA重油の代替燃料として、廃食油(UCO)を導入しました。UCOはその原料となる植物の成長過程において、光合成によりCO2を吸収していることから、燃焼時のCO2排出量が実質ゼロとみなされる環境にやさしいバイオ燃料です。徳島県内のアスファルトプラントにおいて、廃食油の導入は同プラントが徳島県内初となります。

 また、特殊な装置で水を添加し、アスファルトが発泡および膨張することにより粘性を低下させ、製造温度の低減や施工性を改善するフォームドアスファルトの製造装置も備えました。これらの導入により、同アスコンでは年間約1300tのCO2排出量の削減が見込まれます。

 その他設備として、合材出荷アシストシステムを導入し、車両の運転席から積み荷の数量や荷姿を確認できるモニターを設置により安全性と作業効率を向上するほか、車両識別と誘導を円滑化する車番表示機の設置により、スムーズな出荷が可能となりました。

 阿讃アスコンは環境配慮型のアスファルトプラントとして、持続可能な道づくりを通して、地域社会の発展と環境保全に貢献してまいります。

                                                      

【阿讃アスコン 施設概要】

 所在地:徳島県阿波市吉野町柿原原167

 アスファルトプラント 90t/h、リサイクルユニット 45t/h、合材サイロ 140t×1基

 取扱品目:アスファルト合材、再生アスファルト合材、中温化アスファルト合材、フォームドアスファルト、施工性改善型アスファルト合材